地域内での【”複”業(掛け持ち)】で担い手不足を解消しよう!!
特定地域づくり事業協同組合 (略して“特地/とくち”) とは、地域人口が急減している地域において、
地域産業の担い手を確保するために、国 (総務省) が支援をしている全国的な取り組みです。
つまり、ひとりのワーカーにいろいろな企業で無理なく【”複”業(掛け持ち)】してもらえる仕組みを作ることができれば、担い手不足を解消できるのでは?!という発想の制度です。
この国の制度である「特定地域づくり事業協同組合」を利用して鯵ヶ沢町で立ち上げたのが、
「協同組合マルチワーカージョブステーション鯵ヶ沢」(通称 マルジョブ鯵ヶ沢)です。
「新たな働き方」への挑戦!!
マルジョブ鯵ヶ沢では【組合の正社員マルチワーカー】として、
地域内の様々な企業のお仕事を【”複”業(掛け持ち)】することで、雪深い青森県の小さな まち でも安定的に勤務できる【新たな働き方】に挑戦します。
例えば、
水曜日と木曜日は、りんご畑でりんごの収穫。
週末の金土日はホテルで朝食バイキング対応。
月曜日と火曜日は、休暇を楽しむ。
というように、一つの企業で業務を行うのではなく、
協同組合の正社員マルチワーカーとして、地域の様々な企業の多様な業務に対応していただく、
という新しい働き方を導入します。
また、企業ごとに繁忙期/閑散期が異なるため、
夏は農業シフトが多め、冬は製造業シフトが多め、など季節に応じたシフト管理を行います。
-地域企業には、豊かな人材のバリエーションを。
-マルチワーカーには、季節を問わずいくつもの仕事を安定的にできる環境を。
マルジョブ鯵ヶ沢では、
マルチワーカーに地域の企業を「”複”業(掛け持ち)」してもらうことで、WIN-WINの関係性を生み出します。
町民の皆さまはもちろん、
Uターン や Iターン を希望している県外在住の皆さま。
自然豊かな鯵ヶ沢町で
一緒に “複”業 はじめてみませんか?
組合理念~大切にしたい考え方~
人口が急減する町の課題を解決することを目的に、地域の企業が協力して立ち上げた協同組合です。
地域の中には、改めて人を1人雇うほどではないけれど、「この時期だけ、この時間だけ、この作業だけ」人手が欲しいと思う仕事がたくさんあります。
でも、地域は高齢化して若手も少なく、人手を求める仕事はタイミングが重なることも多いため、人手不足にみんなが困っています。
一方、首都圏などの都会では、働き方に関する価値観の変化などで、地方を目指す若者が急増しています。
ただ、その若者や人材にとっての雇用の受け皿は、地域おこし協力隊”だけ”だったり、農業”だけ”だったりするため、季節を問わず安定した収入が得づらくなり、それが地域への移住を阻む高いハードルになっていると思います。
仮に、そこがふるさとだったとしても、進学や就職でしばらく離れていると、
地元に帰っても自分のやりたい仕事があるかがわからない、など不安がたくさんあると思います。
そんな、「地域企業の困りごと」と「働く人たちの希望」をなんとかすり合わせることはできないか。
その解決策として「協同組合マルチワーカージョブステーション鯵ヶ沢」を立ち上げることにしました。
マルジョブ鯵ヶ沢は、
働く場所を作り、人と人を繋げる事で、人材を育成し、コミュニティを育み、
将来に貢献していくことを目指しています。
そのために、企業の目先の利益を優先するのでなく、
数十年先の まち の未来を見据え、みんなで協力しながら運営を行います。